CAREER

河原 孝寛

ソリューション開発部 部長
新卒/1999年入社
短期大学 情報処理科卒

アークシステムへの入社

もう20年も前の話になりますが、当時の私はこれから一緒に会社を発展・成長させていける企業がいいなと考えていて、横浜・川崎で少人数の会社を探していました。
そんな中、このアークシステムを見つけたのですが、母校の卒業生が先輩にいる会社というところもあり、興味を持って会社見学に行きました。
ところが、会社見学と思っていたのになぜか面談が始まってしまい、後日内定が出て…あれよあれよという間に入社が決まりました。
ですので、実はアーク以外は殆ど見ていないんですよ(笑)
それでも先代の代表の人柄に惹かれ、アークシステムへの入社を決めました。

これまでのキャリア

初めてのプロジェクトは新人研修2ヶ月を終えた頃でした。
初めてのプロジェクトということもあり、少し緊張しながら当時のマネージャと二人で客先に向かい、プロジェクトの説明を受けました。
帰りの電車で「どういうチームや先輩と仕事をするんですか?」と聞くと「え?河原くん一人だよ」と言われて、新人にも関わらず社外のプロジェクトを一人で任されることになりました。
当時は今のようにチーム体制が確立されておらず、新人関係なく一人プロジェクトが多かったですね。
今となっては実際にシステムを使うユーザ様の現場に出向いてユーザ様に直接システムの説明をするという貴重な体験ができたプロジェクトでした。
その後のプロジェクトは殆どお客様=同業種のITベンダでしたので、自分の仕事がどう役に立っているのかが中々見えづらかったですが、最初のプロジェクトは直接お客様の顔が見えていたため、充実していました。

これまでで自身の成長を実感したエピソード

私は、これまでの20年間で様々な業界・業種のプロジェクトをたくさん経験してきました。
プロジェクトが変われば扱う技術だけではなく、お客様や仲間(プロジェクトメンバ)も変わるため、物事の進め方や考え方もそれぞれ異なります。
その色々なプロジェクトに携わったことで、技術的な向上はもちろん、自分の視野が広がり、より柔軟な考え方ができるようになりました。
ひとつのプロジェクトしか経験していなかったら、きっと頭の固い人間になっていましたね。

これまでで一番の挫折

比較的最近のことにはなりますが、1年の期間をかけて新サービスの検討、研究開発を進めましたが、結果として実らなかった(事業としてスタートできなかった)ことです。
その挫折を経験したことで、自分は0⇒1を生み出す仕事よりも、1⇒10にする仕事のほうが得意なのではないかと自分自身を見つめ直すことができました。
新規サービスの企画や検討など、まだ見ぬお客様、まだ見ぬ価値を生み出すクリエイティブ領域よりも、ITの力でお客様が抱える課題を解決したり、やりたいことを実現・発展させていく仕事(ソリューション型)こそ自分が向かっていきたい方向だと。
この経験があったからこそ、心機一転、ソリューションのトップを目指そうと決意できましたね。

部下への想い

会社に依存したり、会社の中だけで満足や慢心することなく、常に外や業界を見て危機感を感じて技術者として高みを目指してほしいと思います。
たとえ、会社がどうなったとしても一人で生きていけるレベルの技術者になってもらいたいです。
もちろんレベル感の話をしているだけであって、会社は順調に成長してますし、ずっとアークで働いて欲しいですからね(笑)

私自身の話でいえば、どこにも負けない技術者を数多く育成していきたいです。
目標はアウトプット力の高い技術者集団を作ること。
※アウトプット力=プログラムでもドキュメントでも提案でも、顧客に対してスピーディかつ正確に顧客が求める最適なものをアウトプットする能力。
顧客が求めるQCDと一致していることが重要でアウトプット力=技術力だけではありません。
最適なアウトプットを出すためには、顧客が何を求めているのか分析し、それを実現するためのプロセスを組み立てる能力が必要となります。(提案を組み立てる力)
ただ、アウトプット力を強化していくためにはベースとなる基礎技術力が必要になりますので、今後は技術力の更なる向上に向けた教育の仕組みを会社として確立していきます。

メッセージ

新入社員にはいつも伝えることですが、我々の業界は情報サービス業です。
ITという手段を用いてお客様に何をアウトプットするか。
今はITに関する知識が少なくても、ITが好きで、なおかつITで何かに貢献したいという想いを強く持つことが重要です。
ITってなんかかっこいいなぁ、ITは食いはぐれがなさそうだな、プログラムが大好きだからという感覚だけで目指すのはあまりオススメしません。
しっかりとお客様のためにシステムを作るという仕事のイメージを掴んでおかないと入社後に仕事とのギャップに苦しんでしまいます。
ぜひ自分自身に問いかけていただき、それでもITが好きだ!ITで貢献したい!という想いの強い方と一緒にお仕事ができたら嬉しい限りです。
まだITのことがよくわからないという方はオンラインのプログラミング環境でプログラムってどんなものかを体験してみることをオススメします。

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